アラブ世界研究所
場所 フランス パリ
設計者 ジャン・ヌーベル
様式 ハイテック
建材 コンクリート 石 ガラス
アラブ文化の研究や情報発信、アラブと西洋の文化交流を目的として図書館や資料センター、レストランなどを備えた研究施設。南西側ファザードと北東側ファザードで視覚的に異なるデザインを採用し、アラブと西欧の関係性や対比を表しているという。南西側ではアラブ建築の装飾「ムシャラビアー」をモチーフにデザインした調光装置を窓際に設置。対する北東側はパリの歴史的な街並みを窓ガラスの表面にプリントしている。
アラブ風の紋様に見える調光装置はカメラの絞りと同じ機能を持ち採光を調節するために開閉する。南西側を覆うカーテンウォール内に組み込まれており、コンピュータ制御により光の量を調節している。